注文住宅の予算オーバーを防いで理想のマイホームづくりを

おしゃれな注文住宅のLDK

新生活への夢が膨らむマイホームづくりですが、あれこれ希望を盛り込み過ぎて予算オーバーになるのも心配ですよね。

実際に予算オーバーで泣く泣く設備や間取りを削り、最終的に不満や後悔を感じてしまう方も少なくありません。

今回は注文住宅用が予算オーバーしてしまう原因と対策をセットで解説します。

品質を落とさずコストダウンするテクニックも紹介しますので、家づくりに取り組む前にぜひ覚えておいて下さい。

 

目次

なぜ注文住宅は予算オーバーするの?

注文住宅価格のグラフ推移

※参照:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html

令和2年度の注文住宅建築費の平均は3510万円でしたが、それはあくまで平均で実際の価格帯は幅広いです。1000万円台のローコスト住宅から1億円オーバーの高級住宅まで存在する価格帯の広さが、注文住宅の予算オーバーを招く主な原因と言えます。

基本的に定価が存在せず、プランを作りこむうちに内容が膨らみやすいのも予算オーバーにつながりやすいポイント。

ローコストハウスメーカーを選んだのに、プランが完成したら普通の注文住宅と変わらない値段だったというのもよくある失敗談です。

お金のことだけを気にしていては良い家は作れませんが、理想を実現するためには必ずクリアしなければいけない要素です。

注文住宅は予算オーバーしやすいという前提を頭に置いて、資金計画をしっかりと立てましょう。

 

注文住宅の予算オーバーを防ぐ取り組み方

 

早い段階で資金計画を立てる

「こんな家で暮らしたい」というイメージからスタートするのはもちろんOKですが、なるべく早い段階で資金計画を立てるのが予算オーバーを防ぐコツです。

お金のことを後回しにしてしまうと、どんどん理想が膨らんで予算オーバーに陥りやすいです。後でプランを削るのは悲しい作業ですし、大きな後悔につながるケースもあります。

住宅ローンの相談や審査なども、できるだけ早い段階で取り組んでおくと、無理のない現実的なプランを作りやすくなります。

 

予算の上限を決める

具体的な資金計画を立てる際は、必ず予算の上限をはっきりと決めましょう。

予算の上限が決まっていないと「これくらいなら何とかなるかも…」とプランが膨らんでしまいがちです。

逆に予算上限が明確になっていれば、建材や間取りを選ぶ際に現実的な選択肢をチョイスすることができます。

頭金と住宅ローンのシミュレーションを早い段階で行い、無理のない生活を送れる予算上限を明確にしましょう。

 

諸費用を把握する

注文住宅は本体価格のほかに、エアコンなどの付帯設備、税金や各種申請の諸経費などがかかります。カーテンや家具の買い替え、引っ越し費用など、お施主様ご自身が手配するものも諸経費の一部と言えるでしょう。

合計すると意外と大きな金額になりますので、諸経費で予算オーバーしないようにしっかり事前把握してください。

坪単価にどこまでの工事が含まれているかは工務店によって違いますので、プランと見積もりをチェックする際に質問するのがおすすめです。

 

要望に優先順位を付ける

高い吹抜けの板張り天井

家族みんなの要望を叶えていくのは理想の家づくりに大切なことですが、すべて盛り込んでしまうと予算オーバーになる可能性が高いです。

全員の希望・要望をリストアップしたら、優先順位を付けることで予算オーバーを予防しましょう。

生活との結びつきが強い間取り・設備を優先していけば、結果的に満足度とクオリティの高いマイホームに近づきます。

予算と理想のバランスを上手に取れるよう、家族会議で優先順位を決めてみてください。

 

「本当に必要な物」を見極める

食洗器付きのアイランドキッチン

予算オーバーの原因になりやすい設備や間取りのオプションは、家族にとって本当に必要な物だけをチョイスすることが大切です。

例えばキッチンの食洗器は一見便利ですが、使う食器の数が少なければ手で洗った方が早いことも多いです。

浴室暖房乾燥機、床暖房、電動シャッターなど、「やっぱり要らなかった」とならないよう、リアルにシミュレーションしましょう。

打ち合わせで細かく質問するほか、実際に使ったことのある知人・親戚に聞いてみるのもおすすめです。

 

注文住宅のコストダウンテクニック

気をつけていたのに予算オーバーしてしまった場合、住み心地やクオリティを犠牲にせずコストダウンすることが大切です。

次のテクニックを一つずつ検討してみましょう。

 

1:シンプルな形にする

シンプルな総二階建ての外観

建物の凹凸を無くしてシンプルな形にすると、材料費や工事費をムリなく削ることができます。

例えば一階と二階の形を揃えて総二階にすれば、屋根や雨どいの材料を減らすことができます。

窓の数を減らしてまとめたり、上下階の壁と柱を揃えたり、ちょっとした工夫がコストダウンにつながるケースも多いです。

全て真四角にする必要はありませんが、複雑な間取りプランは少しシンプル化を検討してみても良いかもしれません。

 

2:間取りのムダを無くす

リビングを回廊のように使う間取り

間取り効率をアップしてムダを無くせれば、延べ床面積を減らしてコストダウンすることができます。

最近流行のリビングを回廊のように使う間取りは、廊下と階段ホールを無くして床面積をコンパクト化できるアイデアです。

間取りによっては1坪以上床面積を削れる場合もあるので、コストカットに効果的ですね。

ロフト・小屋裏収納・階段下収納など、デッドスペースを活用するのも定番の間取り効率化アイデア。

上手に間取りをコンパクト化できると、効率の良い家事動線にもつながり住みやすさもアップしますよ♪

 

3:和室をやめる

リビングの簡易畳コーナー

プランに本格的な和室が入っているなら、洋室にすることでコストダウンできるケースもあります。

とりあえずフローリングにしておいて、やはり畳が欲しくなったら後置きの畳スペースにするといった手もあります。

襖や障子のないモダン和室にすれば、洋室とそれほど変わらない価格に抑えられるケースも。

畳の部屋が必要かどうか?という点を重点的に考え、和室の有無を検討しましょう。

 

4:使い勝手に影響のないオプションを削るステンレストップのシステムキッチン

設備や間取りのオプションを削る際は、機能性や使い勝手に影響のない物から優先して選びましょう。

キッチンを例に挙げると、人造大理石カウンターをステンレスに変えてもお料理効率は変わりませんよね。逆に引き出しキャビネットを開き扉に変えると、収納量や使い勝手がダウンしてしまうのであまりおすすめできません。

デザイン面で譲れないオプションもあると思いますが、なるべく機能に関するものは残すと後悔が残りにくいです。

 

5:オープン外構にする

ローコストなオープン外構の家

駐車場、アプローチ、ポストやインターホンなどの外構部分を、シンプルなオープンレイアウトにするのも効果的なコストダウンテクニックです。

オープン外構はフェンスや塀で家を囲まないスタイルのことで、ムダな材料費・工事費を削ることができます。

新築時は最低限のオープン外構にしておいて、後からDIYで手を加えていくのも楽しいですね♪

 

定額制の注文住宅を選ぶのも一つの手

定額制の注文住宅内装

予算オーバーを確実に防ぐなら、最初から価格が決まっている定額制注文住宅を選ぶのも一つの方法です。

例えば私たち木ごこち工務店の注文住宅は、坪数で価格が決まる「オールインクルーシブな家づくり」。

諸経費なども含めた「そのまま暮らせる価格」になっていますので、見積もりと最終金額が違うこともありません。

無垢材や漆喰の自然素材が標準仕様になっているので、内装仕上げの変更による追加料金も無しです。

このような定額制注文住宅は少数派ですが、予算オーバーを防ぐ方法としては非常に効果的です。お近くで見つけたら、ぜひ選択肢の一つとして検討してみて下さい。

オールインクルーシブな家づくり

【オールインクルーシブな家づくり】 

 

まとめ

マイホームづくりにおいてお金のことはとても大切です。

今回ご紹介したポイントを押さえて、予算と暮らしやすさのバランスを上手に取ってみましょう。

今回の記事が、皆さまの理想の家づくりに役立てば幸いです♪

 

自然素材のおしゃれなリビング

千葉・茨城の注文住宅なら、木ごこち工務店にご相談ください。

床面積で価格が決まる定額制注文住宅で、予算オーバーを防ぎながら理想のマイホームを目指しましょう。

自然素材にこだわった健康的な標準仕様となっていますので、お子様やペットのいるご家族もぜひご検討ください。

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