無垢フローリングで後悔する原因と対策|千葉の工務店解説
天然木ならではの質感が魅力の無垢フローリングですが、実際にマイホームに採用して後悔してしまった方の声も少なくありません。
今回は無垢フローリングで後悔する原因と対策をセットで詳しく解説します。
これからマイホームを建てる方は、ぜひ目を通して床材選びの参考にしてください。
目次
無垢フローリングで後悔する原因
なぜ無垢フローリングを選んで後悔してしまう方が居るのか、まずは大まかな3つの原因を把握しておきましょう。
原因①:デメリットを理解していない
魅力いっぱいの無垢フローリングですが、天然素材ゆえのデメリットを知らずに選んでしまうと後悔の原因となります。
現代の日本では無垢フローリングで暮らす機会がほとんど無いため、デメリットを知っている方は少ないですよね。
原因②:見た目だけで選んでしまう
一口に無垢フローリングと言っても、木の種類によって硬さや香りなどはかなり違います。
木目やカラーだけで選んでしまうと、思ったよりキズが付きやすくて大失敗・・・ということもあり得ます。
原因③:使い方・お手入れを知らない
無垢フローリングは一般的な合板フローリングとは少し違う特徴もありますので、使い方やの注意点やお手入れ方法も違います。
事前に知っていれば大きな負担はありませんが、知らずに使っていてシミやキズが付いてしまうと後悔の原因になります。
無垢フローリングでよくある後悔
つづいて、具体的に無垢フローリングでよくある後悔の内容を掘り下げてみましょう。
傷が目立つ
防キズコーティングの合板フローリングと比べると自然塗装の無垢フローリングは傷が目立ちやすく、椅子の引きずりキズなどで後悔するケースが多いです。
無垢材は年数が経つと傷や凹みも味わいになるのですが、引っ越し直後は細かい傷が気になるかもしれません。
スギ・ヒノキ・イエローパインなど柔らかい木を見た目だけで選ぶと、特にキズや凹みで後悔する可能性が高いです。
日焼けで変色してしまった
無塗装の無垢フローリングは一般的な床材より紫外線の影響を受けやすく、日焼けで色ムラが出て後悔するパターンもあります。
特に日当たりが良いお部屋にナチュラル系のカラーを選ぶと、日焼けが気になりやすいかもしれません。
またチェストやカーペットなどで隠れている部分との色の差も出やすいので、無垢フローリングの上にモノを置く場合は注意しましょう。
ジュースでシミができた
浸透系塗装の無垢フローリングは吸水性が高く、ジュースや調味料などをこぼすとシミになりやすいです。
日々の生活でできる小さなシミは簡単に落とせることもありますが、奥まで染みこむと目立つうえ落とすのも大変・・・。
小さなお子さんやペットが居るご家庭では、シミが気になって後悔するケースも多いようです。
すき間にゴミが溜まる・・・
温度・湿度によって伸縮する無垢フローリングは、厚紙一枚程度のすき間を空けて施工します。
このすき間にホコリや食べ物のカスが溜まって気になる…、というのもよくある後悔パターンです。
広いお部屋だと、溝を一本ずつお掃除するのはなかなか大変です。特に小さなお子さんが居るご家庭では、食べこぼしが気になるかもしれません。
お手入れが面倒
無垢フローリングも一般床材と同じで普段は掃除機&乾拭きでOKですが、ワックスやオイル塗布が面倒だと感じる方も多いようです。
特に肌触りを楽しむため薄い塗装を選んでいる場合、キレイな状態をキープするには年1~2回のお手入れはしたいところ。
メンテナンス不要だと思って選んでしまうと、思わぬ手間に後悔してしまう可能性があります。
コタツやカーペットが使えなかった
天然木は熱の影響で変形や割れを起こしやすいため、コタツやカーペットを直接敷いてしまって後悔につながるケースもあります。
断熱シートなどを敷いた上で使う方法もありますが、冬場にコタツ・カーペットで過ごす方にとってはデメリットになるかもしれません。
無垢フローリングの後悔を防ぐ対策
デメリットを知って適した使い方をする
無垢材のデメリットを知り、場所によって使い分けをするのは後悔を防ぐ対策の第一歩です。
- ・膨張・収縮しやすい
- ・水に弱い
- ・キズが付きやすい
- ・日焼けしやすい
先ほど挙げたよくある後悔は、無垢材のデメリットが原因になっていますよね。
例えば小さなお子さんが居てジュースなどをこぼす心配があるなら、ダイニングはコーティング仕上げのフローリングに切り替えるのも一つの手です。
デメリットを知っていればあらかじめ対策して後悔を防ぐことができます。
木の種類にこだわる
無垢フローリングは木目やカラーだけで選ぶのではなく、木の種類ごとの特徴までしっかりチェックしましょう。
硬い木は傷が付きにくく、柔らかい木は間接のダメージの緩和効果が期待できます。
また木によって経年変化したときの色合いも違います。香りも木の種類で違いますから、好きな木を見つけるのも良いですね♪
大きなカットサンプルで選ぶ
無垢材は自然のものですから、一枚ごとに表情が違います。小さなサンプルやカタログ写真だけで選ぶとイメージが違うこともあるので、なるべく大きなカットサンプルで選びましょう。
香りや触り心地、照明の種類なども変えてチェックするとさらにイメージしやすくなります。
メンテナンスや補修のことも調べる
無垢フローリングも普段のお手入れは掃除機かけ、乾拭き程度でOKですが、キズや凹み、シミの補修や定期メンテナンスのことも把握しておきましょう。
例えば自然塗装の無垢材は表面にシミや汚れがついても、表面を研磨してきれいに戻すことができます。小さな凹みを復元できるケースも多いです。
知らないと汚れが落ちず後悔につながりますので、しっかり扱い方を調べてから選びましょう。
実際に体感してみる
「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、無垢フローリングのお部屋を実際に体感してみるのも後悔を防ぐおすすめの対策です。
もしお友達やご親戚に無垢フローリングの家を建てた方が居れば、お願いして見せてもらうのも一つの手です。
また無垢フローリングを採用したモデルハウスがあれば、気軽に実際の質感や肌触りなどをチェックできます。
木ごこち工務店も千葉県柏市に無垢フローリングを使ったモデルハウスをご用意していますので、ぜひご活用ください。
無垢フローリングで後悔する可能性が高い人
事前にしっかり対策すれば無垢フローリングの後悔は防げますが、次のような方は特に慎重に吟味したほうが良いかもしれません。
- ・工業製品のような完璧な仕上がりが好き
- ・新品の状態が好きなので将来リフォームするつもり
- ・とにかく初期費用を安くしたい
- ・木の香りが好きではない
当てはまる数が多い方は無垢材との相性があまりよくないかもしれないので、慎重に検討してみてください。
「興味はあるけど後悔したくない!」という方は、どんなこともお気軽にご質問ください。
まとめ
無垢フローリングは後悔につながるデメリットもありますが、しっかり対策すれば回避するのは難しくありません。
魅力やメリットいっぱいの無垢フローリングを上手に使い、暮らしやすくおしゃれなマイホームを目指しましょう♪
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