シンプルな家は素材選びでおしゃれに♪注意点や実例も紹介
ムダな装飾のないシンプルデザインは、家づくりにおいて内装・外観ともに人気の選択肢です
しかし、シンプルな家をおしゃれに仕上げるのは、少しハードルが高いイメージもありますよね。
そこで今回は、無垢材やしっくい壁など、素材選びでシンプルな家をおしゃれに仕上げるコツをご紹介します。
目次
シンプルな家は素材で差が付く
間取りやシルエットがシンプルなお住まいは内外装の素材が目立ちやすく、こだわることで大きく差が付くポイントです。
洋服を例に考えてみましょう。
トレンドのカラーやシルエットを採り入れた洋服は、安価な素材でもそれなりの仕上がりに見えます。しかし昔からある定番の洋服は、生地や織り方など細かい部分にこだわらないと安っぽく見えてしまいます。
住宅も同じで、派手なアクセントやトレンドを採り入れないシンプルデザインは、外壁・フローリング・壁などの素材がクオリティを左右します。
逆に言えば、こだわって本物の素材を選べば、シンプルでおしゃれなマイホームを建てられるということです。
シンプルな家づくりは、ムダなコストをかけずいつまでも古く見えないというメリットがあります。
これからマイホームを建てる方は、ぜひ選択肢の一つとして覚えておいてください。
シンプルな家のおしゃれな素材選び
無垢材
天然木から切り出した無垢材は、シンプルな家を彩る定番のおしゃれ素材です。
自然素材ならではのランダムな木目は、プリント木目には出せない深い味わいがあります。
シンプルな内装ほど木目の魅力が引き立ち、バランスの良いデザインに仕上げやすくなります。
無垢材は内装のさまざまな場所に使いやすいのも魅力的♪
無垢フローリングはもちろん、壁・天井・窓枠・建具などお部屋全体でコーディネートできます。
ダイニングテーブルやテレビボードなど、家具も無垢材で統一するのもおしゃれですね♪
無垢材のデメリットが気になる方も多いと思いますが、しっかり対策すれば後悔を防ぐことができます。こちらのコラムも参考にしてみてください。
しっくい
壁面に使われる自然素材であるしっくいも、シンプルな家と相性の良い素材です。
しっくいは消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした壁材で、昔から日本家屋やお城などで使われてきました。
手塗り仕上げによる滑らかなマットな表面は、ビニールクロスでは出せない自然素材ならではの魅力があります。
表面も平らな仕上げ以外に、わざとコテ跡を付けた洋風仕上げもチョイスできます。上の写真のように、家族の手形を記念として残すこともできますよ♪
しっくいは「呼吸する壁」と呼ばれることも多く、お部屋の湿度を調整する機能を持っているのも魅力的なポイント♪
化学物質を含まないため、小さなお子さんやペットが居るご家庭にもおすすめです。
しっくいはリビングから玄関・居室など、お住まい全体に使える素材です。
タイル
最近は玄関以外で見かけることが少なくなったタイルですが、シンプルな家なら上手に採り入れたい素材の一つです。
タイルはカラー・柄のバリエーションが多く、シンプルな中にさりげないオリジナリティを盛り込むことができます。
また耐久性が高く、汚れやキズを防いでいつまでも美しい状態をキープできるのもうれしい特徴ですね。
洗面・キッチンなどの水回りのワンポイントアクセントにすれば、グッと魅力的なデザインに仕上がりますよ♪
レンガ
日本の住宅だとなじみが薄いレンガも、シンプルな家のワンポイントアクセントにピッタリな素材です。
焼き物ならではの不揃いなサイズ感と素材感のレンガは、現代の工業製品にない魅力を持っています。
素焼きのオレンジ・赤系のカラーも素敵ですし、上の写真のようにホワイトでさりげないアクセントにするのもおしゃれ♪
ガラス
窓以外に使うことが少ないガラスも、さわやかにおしゃれな雰囲気をプラスできる素材の一つ。
上の写真のように、最近流行の玄関手洗いをガラスタイプにしてさりげないアクセントにするのも素敵です♪
外構・内装ともに活用できるガラスブロックを使ってみるのもおしゃれですね。
シンプルでおしゃれな注文住宅実例
実例①:ナチュラルモダンスタイル
シンプルな二階建てに切妻屋根の組み合わせですが、色使いと窓の配置で可愛らしいナチュラルモダンの外観に。
住まいの顔となる玄関もシンプルにまとめつつ、シューズクロークで収納力もしっかり確保。
奥行きのあるLDKは、吹抜けと梁見せ天井でシンプルな中にさりげないアクセントをプラスしています。
実例②:モダンスタイルをアレンジ
外観はシャープなシルエットとダークカラーのモダンスタイルに、木目アクセントでナチュラル感をアレンジ♪
LDKはシンプルな対面レイアウトで、板張り天井や力強い柱をアクセントにしました。
実用性にも優れるリビングの和室コーナーも、ヘリ無し畳やホワイト扉の収納でスッキリ仕上げています。
実例③:シンプルな平屋
シンプルで暮らしやすいマイホームを目指すなら、平屋の間取りもぜひ検討したい選択肢の一つ。
開放感のある勾配天井や梁見せアクセントは、建物の構造を活かしているのでムダがありません。
必要なモノにサッと手が届くコンパクトな平屋暮らしは、理想的なシンプルライフと言えるでしょう。
シンプルな家づくりの注意点
断熱性にこだわる
扉や壁の少ないシンプルな間取りを作る場合、住まい全体の断熱性にしっかりこだわりましょう。
断熱性能が低いと、外と接する壁や窓の面積が多いLDKで冷暖房が効きにくくなってしまいます。
壁の断熱材や断熱サッシなど、お住まい全体を断熱すると、シンプルな大空間でも快適・省エネな生活を送れます。
長い目で見ると大きな節約効果につながりますので、断熱性能にこだわった工務店・ハウスメーカーを選びましょう。
収納をしっかりつくる
シンプルな内装のお部屋は生活感が目立ちやすいため、使いやすい収納を十分な量確保することも大切です。
素材にこだわって仕上げたシンプル&おしゃれなお部屋も、モノが散らかってしまうと一気に残念な印象に・・・。
特に収納が無いと散らかりやすいリビングは要注意。お子さんのおもちゃに掃除機など、リビングにはたくさんのアイテムが集まります。
市販の収納キャビネットを置くとお部屋に凹凸ができてホコリもたまるため、新築時の収納計画が大切になります。
汚れが目立たない工夫を
内外装にシンプルなホワイト系使う場合、汚れが目立ちやすい点にも注意が必要です。
例えば内装の壁を真っ白にしてしまうと、手を触れるスイッチや手すりの周りの手垢汚れが目立つケースが多いです。
外壁も明るすぎるホワイトだと、砂埃や雨だれが目立ちます。
長く暮らすことを考えて、ホワイト系は少しグレー・ベージュを混ぜた落ち着きのあるカラーを選ぶと汚れ目立ちを軽減できます。
また内装の手を触れやすい場所は、腰壁にして汚れを防ぐのも一つの手ですね。
腰壁はこちらのコラムでも詳しく解説しています。
まとめ
近年人気の高いシンプルモダン・ナチュラルモダンスタイルは、素材にこだわるとグッと魅力度がアップします。
収納やメンテナンス性など、暮らしやすさへの工夫も欠かせません。
デザイン・機能・性能にこだわって、おしゃれで暮らしやすいシンプルな家を建てましょう。
千葉・茨城でシンプル&おしゃれな注文住宅を建てるなら、私たち木ごこち工務店にご相談ください。
本物の無垢材やしっくいなどの自然素材にこだわり、シンプルながらおしゃれな住まいづくりをご提案しています。
平屋から3階建てまで幅広いご要望にお応えできますので、どんなこともお気軽にご相談ください。
インスタグラムでもたくさんのおしゃれなお家を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください♪