新築収納計画の立て方とアイデア集|収納不足を防いで理想の暮らしを
マイホームづくりでは考えるべきポイントがたくさんありますが、特に悩ましいのが収納計画。
新築住宅の完成度や満足度は、収納量や使いやすさで決まると言っても過言ではありません。
今回は基本的な新築収納計画の立て方、具体的な間取りアイデアを詳しく解説します。
よくある収納失敗パターンも紹介しますので、家づくりのヒントとしてぜひ覚えておいて下さい。
目次
新築住宅の収納は超重要ポイント
家づくりの失敗談として挙がることが多い収納不足。収納計画は新築住宅の満足度や暮らしやすさを左右する超重要ポイントです。
必要な収納量はライフスタイルによって変わるため、家族の人数や部屋数だけで決めることはできません。
例えばファッション好きの方なら大きなクローゼットが必要ですし、スポーツやアウトドア趣味があるなら土間収納が便利です。
とはいえ初めての家づくりでは考えるべきポイントが多く、収納は後回しになってしまいがち。
この後収納計画を詳しく解説しますので、ぜひ覚えて実践してみて下さい。
新築収納計画の立て方
ステップ①:今の持ち物の量を調べる
まずは今のお住まいで使っている家具や家電、洋服や本などの荷物量を把握しましょう。
少し手間はかかりますが、なるべく細かくリストアップすると分かりやすいです。
ステップ②:要らないモノを断捨離する
家づくりは不要なモノを断捨離する良い機会です。正確に必要な収納量を把握するためにも、使っていないモノはなるべく処分しましょう。
ステップ③:新しく増えるモノを予想する
新しく始める趣味やお子さんの成長や進学で増えるアイテムを、なるべくリアルに予想してみましょう。
この手順を忘れてしまうと、暮らし始めてから収納不足に悩まされることになります。
ステップ④:間取りに必要な収納量を割り振る
ここまでで必要な収納量が分かったら、間取りの中にバランス良く収納を配置しましょう。
ただ収納量を確保するのではなく、使う場所の近くに必要な大きさの収納をつくることが大切です。
モノを出し入れするシーンや動線との連携も考え、バランス良く配置することを心がけましょう。
新築収納間取りアイデア集
シューズインクローク
最近新築で見かけることが増えたシューズインクロークは、玄関の収納力を大幅にアップしてくれる間取り。
1畳以下のコンパクトな収納ですが、ウォークスルーにすることで使いやすくおしゃれな間取りになりました。
パントリー
キッチンのパントリースペースは、収納力とお料理効率が大きくアップする収納アイデアです。
大きなお鍋やお米などの常温食材、ゴミ箱などをキッチンと分離できるので、すっきり使いやすい状態をキープできるのが大きなメリット。
小さなパントリーでもかなり使い勝手が変わるので、お料理好きの方はぜひ検討してみてください。
ウォークインクローゼット
お洋服好きの方なら、大きなウォークインクローゼットを作って内装仕上げやディスプレイにもこだわってみましょう。
アパレルショップのような雰囲気を楽しみながら、お気に入りの中から今日の一着を選べます。
家族全員のファミリークローゼットにすれば、衣類の仕分け手間がなくなるので家事負担軽減にもつながります。
リビング小上がりの床下収納
おしゃれなリビングで定番の小上がりの床下を活用し、小物がたっぷり入る引き出し収納にしました。
お子さんのおもちゃや充電器など、意外と散らかりやすいリビングの小物がしまえてとても便利♪
デッドスペースを活用しているので、床面積を消費しないのもうれしいですね。
ダイニングベンチの床下収納
こちらも小上がりに似ていますが、造り付けのダイニングテーブルとベンチのデッドスペースを上手に活用。
LDKの小物をすっきりしまえるおしゃれな収納アイデアですね。
洗面所のオープン棚
湿気やカビが発生しやすい洗面所は、扉のないオープン棚でボックス収納するのも一つの手です。
どこに何があるのか見つけやすく、ボックスやバスケットで気軽に模様替えできるのも素敵です♪
廊下壁面収納
廊下の壁を大きな収納にして、移動しながらアイテムを出し入れできる便利な間取りに。
通路+収納の二役をこなせる、効率的なウォークスルー収納のできあがりです♪
トイレの壁厚収納
木造住宅の壁厚を活用すれば、圧迫感のない収納スペースを効率的につくることができます。
10センチ程度の奥行きがあれば、トイレットペーパーやお掃除用品も十分収納できますね。
階段の蹴込収納
階段下収納は定番の間取りアイデアですが、こちらは蹴込部分を引き出しにしたユニークな事例です。
細かいアイテムを整理整頓するのに向いていて、ワクワクする隠し収納感もあるのでお子さんのおもちゃ入れにもおすすめ♪
新築収納でよくある失敗・後悔
収納が多すぎ/少なすぎ
前述したように収納不足はよくある失敗例ですが、多すぎても居住スペースを圧迫してしまいます。いくら収納たっぷりでも、圧迫感だらけの家ではくつろげませんよね。
収納の過不足問題は、必要量を把握しないことが主な原因です。ほかの人の間取りを参考にするのはアリですが、そっくりそのままマネするのは危険かもしれません。
少し手間はかかりますが、前述したステップでご家族にピッタリな収納計画を立てましょう。
何がどこにあるのか分からない
毎日モノを出し入れしているうちに整理整頓が行き届かず、必要なモノが見つからないのも収納のよくあるお悩みです。
このような失敗の原因としては、使う場所と収納が離れていることが考えられます。
収納が遠いと「元の場所に戻す」のを忘れがちになり、気が付くとあっちこっちにモノが散らばってしまいます。
使う場所のすぐ近くに収納があればサッと取り出せて、使い終わったら自然に戻す習慣がついて一石二鳥♪
奥のモノが取り出せない
奥行きが深すぎる収納を作ってしまうと、モノがどんどん積み重なって奥の方は手つかずの状況に・・・。昔ながらの奥行きがある押し入れは、奥のモノはほとんど出し入れできませんよね。
収納を床面積で考えると、奥行きが深くて使いにくく後悔の原因になります。
必ず実際に使うシーンをシミュレーションして、使いやすい棚の深さや高さを割り出しましょう。
ライフスタイルが変わって使いにくくなった
クローゼットの棚板やパイプを作りこみ過ぎると、将来持ち物が変化したとき使いにくく後悔するケースが多いです。
収納の量や形はしっかりと計算しつつ、内部の造りこみはほどほどにしておくと将来まで使いやすくなります。
大きな棚板やパイプだけ作っておいて、後の細かい仕切りは市販のボックスなどを活用すると便利です。
棚板を作る場合、ダボ穴や棚柱などを使って可動棚にしておくのがおすすめ。
コンセントがあれば良かった・・・
収納にコンセントが欲しかったという意見は意外と多いです。
例えば最近主流の充電式コードレス掃除機は、収納内にコンセントがあればコードを見せずに充電できます。
クローゼット内に空気清浄機を置いたり、Wifiルーターを常設したり、意外と収納内の電化製品は多いです。
特にウォークインクローゼットやシューズクロークなど、大型の収納内にはなるべくコンセントをつけておきましょう。
まとめ
収納の量やクオリティは新築住宅の満足度や暮らしやすさを大きく左右します。
しっかり計画を立てて、ライフスタイルに合わせた使いやすい収納間取りを考えましょう。
特にこれからアイテムがどんどん増える子育てに取り組む方は、収納にこだわってみてください。
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家事動線やデザインとのバランスが取れた収納たっぷりのお住まいで、子育てと家事を上手に両立しましょう。
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