LDK間取りの基本パターンと考え方|おしゃれなアイデアも
住まいの中で一番広いLDKは、マイホームの完成度・満足度を左右する大切な間取りです。
今回はこれから新築を建てる方に向けて、LDK間取りの基本的なパターンごとの特徴、基本的な考え方などを詳しく解説します。
おしゃれで暮らしやすいLDKにピッタリな間取りアイデアも写真付きで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
LDKは住まいの主役
- L=リビング
- D=ダイニング
- K=キッチン
上の3つの間取りが一つになった現代のLDKは、住まいの中でも存在感が大きいメイン空間です。
LDKが充実すると、住まいの暮らしやすさ・満足度がグッとアップします。
ただしLDKはただ広くすれば良いわけではなく、動線や収納、デザインなど総合的に考えることが必要です。
一番広い間取りなので夢や希望を盛り込みやすいため、ワクワクするようなアイデア・工夫を上手に活用してみましょう。
LDK間取りの基本パターン
まずは基本的なLDK間取りのパターンを、それぞれの特徴とともに覚えておきましょう。
縦長
掃き出し窓から見てリビング・ダイニング・キッチンを一直線に並べた縦長LDKは、奥行きがあるシンプルなレイアウトです。
視界抜けが良いので開放感をつくりやすく、家具配置もしやすいです。キッチンからお部屋全体を見渡せるため、お子さんを見守りやすいのもメリット。
ただしキッチンが奥に入るので、暗くなりやすい点は要注意。
また移動距離が長くなる傾向があるので、家事動線とテーブルの配置を細かくシミュレーションしましょう。
横長
掃き出し窓に対して横長の形になるLDKは、大きな窓をたくさん配置しやすく全体が明るいお部屋になるのが特徴です。
お庭を広く見せたり、アウトドアリビングと連携したり、デザイン性の高いLDKをつくりたい方におすすめ。
一方壁面が少なくなりやすいので、家具配置が難しい点は要注意です。
正方形
縦長・横長の中間的な特徴の正方形LDKも一つの選択肢です。
家具の配置バリエーションが多く、ライフスタイルの変化に対応しやすいのが正方形LDKのメリット。
ただし広さによっては中途半端な間取りになってしまうこともあるので、過ごし方をしっかりシミュレーションしましょう。
暮らしやすいLDK間取りの考え方
動線
3つの役割が一つになるLDK空間では、生活や家事の際に通る「動線」を効率的に配置しましょう。
例えばリビングのソファからキッチンの冷蔵庫が遠いと、テレビを見ていて飲み物を取りに行くときの動線が長くなります。
LDK内での過ごし方を一つずつシミュレーションし、ムダのない動線をつくるとグッと暮らしやすい間取りに♪
さらに各部屋とのつながりも意識して、LDK中心の効率よい暮らしを計画してみましょう。
開放感
住まいの中でも一番過ごす時間が長いLDKは、実際の床面積以上の開放感を演出するのも大事なポイント。
開放感のあるLDKは家族みんなで集まっても快適に過ごしやすく、お客様や友人を招く場所にもピッタリです。
- 明るめの「膨張色」でコーディネートする
- 窓で視線抜けを良くする
- 吹抜けなどで天井高をアップする
- 収納を充実させて床を広く見せる
- 背の高い家具を置かない
上記のように、間取りの工夫やインテリアコーディネートで、床面積を広げなくても開放感をアップさせることは可能です。
次の章でも開放感たっぷりの間取りアイデアを紹介します。
家具の配置
LDKは広いので家具配置の自由度は高そうですが、実はしっかり決めておかないと後で困るケースも多いです。
特に大きな窓をたくさん付けると、壁の量が減るのでどうしても家具配置は難しくなります。
またソファやテーブルの位置によっては動線が悪くなってしまうこともあるため、配膳やドア位置と家具の連携も重要です。
新築を機に家具を買い替える予定なら、間取りと同時に配置をシミュレーションしながら選びましょう。
今お使いの家具家電を新居に持っていく場合も、寸法を確認して平面図に書き込みながら配置を考えてみてください。
座る場所
家族みんなが集まって暮らしやすいLDKには、座る場所をつくることも大切です。
せっかく広いLDKをつくっても、座る場所がソファしかないと過ごし方のバリエーションは少なくなってしまいます。
ただ人数分の座る場所を確保するだけでなく、みんなで過ごすとき、読書や趣味に集中するときなど、シーンに合わせたパーソナルスペースをつくりましょう。
広い空間にチェアを置くのももちろん良いですが、造り付けのリビングデスクや小上がりなど、座る場所になる間取りアイデアも採り入れてみてください。
おしゃれな新築LDK間取りアイデア
吹抜け
天井が高くなることで大きく開放感がアップする吹抜けは、LDKの人気間取りアイデアです。
全面吹抜けは少しハードルが高いですが、部分吹抜けでも十分明るく開放的なLDKをつくれます。
次のリビング階段との相性が良いので、組み合わせるのもおすすめ。
吹き抜けリビングの特徴やおしゃれな仕上げ方はこちらのコラムで解説しています。
リビング階段
LDKの中に階段を配置する間取りは、最近検討する方が増えています。
住まい全体の動線がLDKに集まることで、効率的で会話が絶えない暮らしを設計しやすいのがリビング階段のメリット♪
寒さやプライバシー性の課題もありますが、間取りの工夫で十分対策できます。
リビング階段の詳細はこちらのコラムもどうぞ。
ダウンフロア
LDKの天井を高くするのが難しいなら、ダウンフロアで一段下げるのも一つのアイデアです。
上の写真のようにリビングだけダウンフロアにすれば、キッチンダイニングと自然にゾーニングできます。
高さを調整すれば腰掛ける場所にもなるので、クッションを置いてお友達を呼ぶシーンでも活躍してくれます。
オープンキッチン
最近はリビングに向けた対面キッチンが主流ですが、さらに開放感のあるオープンレイアウトも人気です。
吊戸棚や壁の無いオープンキッチンは、LDKの開放感がアップして家事動線効率も良くなり一石二鳥♪
キッチンや収納がリビングから良く見えるので、おしゃれなアクセントに活用できるのも大きなメリットです。
畳小上がり
LDK内につくる畳の小上がりは、空間を圧迫せず座る場所をつくれるおすすめの間取りアイデア♪
個室の和室をつくるとLDKが狭くなってしまいますが、畳小上がりならそのままの広さで空間に変化をつけることができます。
畳スペースは腰掛けて談笑したり、お子さんとお昼寝したり、在宅ワークをこなしたり、さまざまなシーンで活躍してくれます。
アクセントウォール
LDKの壁を一部だけ切り替えるアクセントウォールは、お手軽におしゃれな雰囲気をつくれるデザインアイデアです。
カラーを切り替えるだけなら特別な手間や費用が掛からず、お部屋のデザインを変化させられます。
レンガ・タイル・ウッドパネルなど、素材を切り替えてアクセントウォールにするのも素敵です。
腰壁のように、下半分だけ素材やカラーを切り替える方法もあります。
アウトドアリビング
ウッドデッキやテラスなど、リビングと庭をつなぐスペースは「アウトドアリビング」として人気の間取りアイデアです。
アウトドアリビングはLDKを広く見せてくれる効果があり、室内ではできない気持ち良い過ごし方ができるのが魅力♪
天気が良い日は外で食事を採ったり、お昼寝をしたり。家族で過ごす、一人でゆったりするなど、ライフスタイルが広がる素敵な間取りです。
切り替えできる照明
間取りアイデアではありませんが、照明にこだわるとLDKの魅力がグッとアップするのでおすすめ♪
お料理の支度やお子さんが遊んでいるときはメイン照明で均一に照らし、食事や映画などのシーンは明暗を付けるなど、メインとサブを切り替えてみましょう。
ダウンライト・スポットライト・間接照明など、ちょっとしたこだわりで魅力的なLDKになりますよ。
まとめ
LDKはちょっとしたこだわりや工夫で、おしゃれ度や暮らしやすさがグッとアップします。
広いお部屋だからこそ細かい部分にもこだわり、マイホームの主役となる間取りに仕上げましょう。
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