買った後でかかる思いがけない出費について
今回は、家を建てる場合に追加で必要となる可能性があるお金の話です。
①水道を引くのにお金がかかる
かつては、家にトイレは1つという家庭が一般的でしたが、現代の戸建住宅においては
トイレが2つあるのが普通になりました。また、洗面所やベランダや車庫スペースの水栓など、
蛇口の数も多くなっています。さらに、3階建て住宅が多くなってくると、今までの水圧では
水が3階まで上がらない場合もあります。必要とされる水圧も高まっているのです。
中古住宅を買い、その時には問題なく使えていた水道が、リフォームをしようと思ったところ、
「水道の容量が足りないために工事ができない」という場合もあります。
これは、建て替えの場合も同様に起きる可能性のあることです。
水道メーターを見てもらい、13MMという表記がしてあった場合、この家に引き込まれている水道管の口径が
13mmということです。20mm以上の引込が必要となることがございますので、ご注意ください。
それは、現代のライフスタイルのためには、それだけの容量が必要だということです。
購入する物件を見に行った時、水道メーターもチェックしてみてください。20mm未満の場合は注意が必要です。
②道路を通るためにお金がかかる
私たちが通っている道路には、大きく分けて2つの種類があります。
・公道 … 国道、県道、都道、市道、区道 といった公の道
・私道 … 個人が所有している道路
この区別は見ただけではわかりません。
しかし、私道の場合、問題が起きる可能性があります。
問題は、この道路が「他人の土地」だということです。
他人の土地ですから、本来ならば勝手に通ることはできません。
もし、家の前の土地が私道だった場合、持ち主から通行自体が制限されてしまう場合もあります。
そうならないためには「通行承諾」を取っておく必要があるのです。
水道の容量も土地の通行承諾を取るのも、購入後では大きな金額が必要となる場合が多くあります。
土地購入前に確実に確認をするようにしてくださいね。