後悔しない新築外観のつくり方|シンプル・ナチュラルな事例で解説
マイホームのイメージを決める外観デザイン、じっくり考えたのに完成してみたらしっくりこないケースは少なくありません。
外観は住まいの顔となる重要な部分ですから、失敗してしまうと長年後悔が続いてしまう可能性もあります。
今回は新築外観の基本的な考え方、後悔を防ぐコツを解説します。
後半では実際のおしゃれな新築外観事例も紹介しますので、イメージづくりの参考にもどうぞ。
目次
新築外観で後悔する人が多いワケ
洋服や家電製品と違い、実物大でデザインを確認できないのが新築住宅の後悔の主な原因です。
また多くの方にとって家づくりは初めてのことですから、失敗する確率が高いのも当然ですよね。
そこで重要になってくるのが、外観デザインづくりの基本的なセオリーやコツを知ることです。
例えばおしゃれな洋服を買いに行くときは、雑誌などで選び方をチェックしますよね。
新築住宅の外観も同じで、おしゃれに仕上げるコツを知ることで後悔を防ぎやすくなります。
基本的な考え方はどのテイストでも共通ですから、しっかり把握して実践できるようにしておきましょう。
後悔しない新築外観のつくり方
正面を決める
外観デザインを決める際は、まず住まいの正面を決めるところから始めましょう。
新築の主役となる正面を意識することで、どこにコストをかけておしゃれにするべきなのか見えやすくなります。
逆に正面が分からず何となくデザインを決めてしまうと、しっくりこなくて後悔する可能性があります。
通りから見える玄関、日当たりの良い南側など、目立ちやすい場所を正面として考えてみましょう。
カラーは1~3色
新築外観のカラーは、多くても3色以内に抑えるのが基本です。
カラーが多すぎると雑多な印象になってしまい、後悔する可能性が高くなります。
また超シンプルな単色もおしゃれですが、少し敷居が高いので2~3色をバランス良く配置するのがおすすめです。
外壁のカラーだけでなく、玄関ドアやサッシなど、外観を構成するモノすべてを3色以内にまとめてみてください。
- 外壁
- 屋根
- 雨どい/破風板
- サッシ
- 玄関ドア
- カーポート/ガレージ
- 門扉/フェンス
2色以上使う場合は、離れた場所のカラーを揃えるのもおしゃれなテクニックの一つ。例えば玄関ドアと門扉のカラーを揃えると、統一感が出てグッと魅力的な外観に仕上がります♪
サンプルは屋外でチェック
外壁や屋根などのカラーサンプルは、室内ではなく必ず屋外で確認しましょう。
室内の照明と屋外では見え方がかなり変わりますので、確認を怠るとイメージ違いが起きる可能性が高くなります。
例えば凹凸の深い外壁材は、垂直に立てると影ができて見え方が濃くなることがあります。地面に置いて確認するだけでなく、実際の設置状況を再現してみてください。
晴天・曇りなど天候でもイメージが変わりますので、時間や日を変えて何回も確認してみるのもおすすめです。
窓の配置にこだわる
住まいの窓は空気や明かりを採り入れる役割のほかに、外観のイメージにも大きく影響します。
外からの見え方を考えず窓を決めてしまうと、残念な印象になって後悔する可能性が高いです。
現代の住まいづくりでは特に、縦横比が近く古いイメージが出やすい引き違い窓の使い方に注意しましょう。
リビングやバルコニーなど出入りが必要な場所は引き違いが適切ですが、玄関周りなどは避けたほうがおしゃれに見せやすいです。
スタイリッシュなイメージを作りやすい滑り出し窓やFIX窓など、窓の形と配置にもこだわってみましょう。
屋根と外壁のシルエットにこだわる
建物全体のシルエットも、外観の後悔を防ぐ重要なポイントです。
同じ外壁の形でも、屋根の形や角度が変わるだけでもかなり印象が変わります。
例えば三角の切妻屋根は可愛いイメージに向いていますが、シンプル過ぎると安っぽく見えて後悔するケースがあります。
同じ床面積でも、総二階・部分二階などシルエットが変わると、外観のイメージも大きく変化します。
カラーや窓を調整してもデザインがしっくりこないときは、家全体のシルエットを見直してみてください。
のっぺり感をなくす
外観全体に奥行き感がなくのっぺり感が出ると残念な印象になりやすいので、立体感を演出しましょう。
特にのっぺりしやすい総二階の家は、窓やバルコニーの配置などで立体感を出すのがおしゃれに見せるコツです。
後述する外構とのバランスも考え、門扉・アプローチ・建物で奥行き感をつくるのも効果的です。
シンボルツリーや花壇なども活用し、上手に奥行きを演出してみましょう。
環境と汚れやすさも考える
雨風や自然環境にさらされる外観は、新築直後だけでなく汚れやすさまで考えましょう。
例えば学校のグラウンドや畑が近くにある土地に、真っ白な家を建ててしまうと砂埃が目立ちやすく後悔の原因に。ベージュやブラウンなど、砂埃が目立ちにくいカラーを選ぶのが良いでしょう。
軒の出幅が少ないモダン外観は、雨だれ汚れが目立ちやすいので要注意。この場合も真っ白ではなく、グレーやオフホワイトなどのカラーを選ぶと雨だれが目立ちにくいでしょう。
濃いグレーやブラウン系の外壁を選ぶ場合は、西側の日焼けに配慮する必要があります。
濃いカラーは劣化が進むと白っぽくなるため、西側が玄関や正面だと数年後カッコ悪く見えやすいです。
外構も含めたトータルバランスを考える
建物だけ先に建てて外構は後からにする場合も、ある程度トータルコーディネートすることが大切です。
門扉・フェンス・玄関アプローチ・駐車場などの外構部分は、新築外観の一部であり完成度に大きく影響します。
建物だけで予算や敷地の広さが足りなくなってしまうと、外構の自由度が下がり外観に不満が残ってしまう可能性も。
逆に建物とマッチする外構を作れれば、マイホームの魅力をグッと引き上げてくれます。
外構も外回りデザインの一部であることを意識し、完成度の高い外観を目指しましょう。
おしゃれな新築外観実例
実例①:コンパクトなモダンスタイル
間口の狭いコンパクトなシルエットを、ダークカラーと片流れ屋根で都会的なモダンスタイルに。
ブラック・ホワイト・ブラウンの3色をバランス良く配置し、奥行き感もしっかり作っています。
実例②:ナチュラル&スタイリッシュ
直線的なモダンスタイルの外観に、木目・石材調の外壁材を組み合わせてナチュラル感もプラス♪
住まいの顔となる玄関側はあえて窓を減らし、スタイリッシュなイメージに仕上げました。
実例③:落ち着きのある和モダン
ベージュ外壁をグレーで引き締め、日本建築の雰囲気も感じられる和モダンテイストに仕上げました。
砂利敷きのアプローチや天然木の玄関ポーチ柱など、細かな工夫が上品なイメージを作っています。
実例④:可愛い南欧風外観
可愛らしく日本の街並みにもなじみやすい、南欧風の外観デザインです。
規則正しく並んだ小窓と三角の切妻屋根は、シンプルながら素敵な組みあわせですね。
玄関ポーチの開口部をアール仕上げにしているのも、さりげない工夫の一つ。
実例⑤:さわやかなシンプルモダン
四角いシルエットとホワイトの外壁がさわやかなシンプルモダンスタイルの外観です。
正面を玄関ドアとスクエア窓のみに割り切り、現代的でおしゃれなイメージに仕上がりました。
まとめ
新築住宅の外観デザインは、この先何十年付き合っていく大切なものですから、しっかりこだわっておしゃれに仕上げましょう。
基本的な考え方を知っているだけで後悔を防ぎやすくなりますので、今回ご紹介したポイントを思い出しながらプランを考えてみてください。
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