自然素材の家には虫が入ってきやすい?適切な虫対策を紹介します!

「自然素材の家は虫が入りやすいんじゃないか」
そうお考えではないでしょうか。
自然素材の家は、防虫処理などされていないから虫が入りがちと考える人も中にはいます。
しかし、自然素材の家だから虫が入りやすい訳ではなく、むしろ自然素材の家は適切に管理されていれば、虫などが増えにくい環境なんですよ。
この記事では自然素材の家が虫に入りにくいとされる理由や虫が入ってしまう原因について簡単に解説します。

家に入ってくる虫の種類

よく家に入ってくる虫は以下の4種類です。

・ゴキブリ
・蚊
・ダニ
・シロアリ

1つ目はゴキブリです。
多くの方がその見た目から苦手意識を持っているでしょう。

ゴキブリは身体中に雑菌が付着しているため、食品に触れるとそれが移ってしまいます。
その結果、食中毒を引き起こしてしまう可能性があります。
ゴキブリは高温な環境を好み、特に30度を超える夏場に繁殖しやすいです。

2つ目は蚊です。
蚊は人間が放出する二酸化炭素を検知して侵入してきます。
網戸を設置するのは大前提ですが、網戸を設置していてもその隙間から侵入してきます。
蚊の侵入を完璧に防ぐのは非常に難しいでしょう。

3つ目はダニです。
ダニに噛まれると、炎症もしくはアレルギー症状を発症します。
ゴキブリとは異なり、人体に直接害を与えることが特徴的です。
また、人間だけではなく、猫や犬のようなペットにも危害を及ぼします。

4つ目はシロアリです。
自然素材の場合、シロアリは見逃せません。
シロアリは柔らかい木材を主食としており、床下の木材を蝕んでいきます。
シロアリを放置しておくと、建物全体の耐久性が低下してしまうので注意が必要です。

自然素材の家は虫にとって生きづらい

自然素材の家は虫が入りやすいように思われがちですが、実は虫にとって生きづらい環境になっています。
それには以下2つの理由があります。

・自然素材を使うことによって湿度が低くなるため

・防虫効果がある自然素材があるため

ではそれぞれの理由について次で解説します。

湿度が低くなるため

自然素材の家で虫が入りにくい原因は湿度が低くなるためです。
湿度は虫の生育環境に重要な役割を果たします。
土壁や無垢フローリングなどが施工されている住宅は、調湿性があるため、夏も冬も湿度が50〜60度程度と安定した状態になっています。
一般的な住宅の場合、夏は特に湿度が高い状態になりがちです。ゴキブリなどの害虫は湿気を好むため、湿度があることで、侵入しやすくなります。
しかし、自然素材の家であれば、湿度が下がりやすくなっており、虫や害虫にとって快適な空間ではないと繁殖しにくいため、ゴキブリに限らず侵入しにくい環境なんですよ。

虫除け効果を持つ木材

木材の中でも虫除け効果をもつことが知られているのは、檜やヒバ、クスノキなどの種類です。防虫効果を発揮する芳香成分はフィトンチッドと呼ばれ、家の建材だけでなく家具や小物、防虫剤として使用されるケースも多くあります。国産材だけでなく、レッドシダー(米杉)やダグラスファー(米松)といった海外の木材にも防ダニ効果があります。

ただし、海外から輸入する木材は殺虫のために薬剤を塗布していることが多いようです。人体には問題がない量だとされていますが、健康面を考えるなら国産材を使うのが良いでしょう。

虫も人と同じく「好み」があります。好む木材であれば近寄りますし、好みでない木材であればあまり近寄りません。自然素材の中には、虫にとって「近付きたくないもの」があるのです。

近寄ってこなければマイホームの劣化を防げるだけではなく、家の中に虫がいついたり、大量に繁殖したりという状況も防げるでしょう。

ただし入らない訳ではない

「じゃあ自然素材の家なら虫は入らないの?」
そうお考えかもしれませんが、自然素材の家だから虫が入らない訳ではありません。
というのも、以下の条件を満たしてしまうと、虫が入ることがあります。

・掃除などがされていない

・材料に適切な処理がされていないと虫が入ることがある

特に掃除がされていない場合は、虫が生育しやすい状態になります。
そうなってしまうと、家全体に虫が繁殖する可能性があるため、そうなってしまうと、かえって虫が繁殖しやすくなってしまいます。
そうならないよう適切なメンテナンスをすることが大切です。

有効な害虫対策とは?

有効な害虫対策として挙げられるのが以下の3つの対策です。

こまめな掃除

虫が集まってくる原因の1つは食べかすやゴミです。
虫が食料とする食べかすやゴミが溜まっていたら、そこが虫の住まいになりやすいことは容易に想像できるでしょう。
したがって、それを溜め込まないようにこまめに掃除することが虫対策になります。

防虫効果のある素材を使用する

防虫効果のある素材を使用して、家づくりを行うことも有効な虫対策です。
金額にもよりますので一概には断言できませんが、特に虫が発生しやすい床下にはこのような処理を施しても良いかもしれませんね。

無垢材に防虫処理をしてもらう

最後は無垢材に防虫処理をしてもらう対策です。
建築時に使用された無垢材にシロアリが潜んでいるというケースもあります。
この対策をすれば、新築時からシロアリがいるという事態を防げますのでおすすめです。

適切な対策をすれば自然素材の家でも虫は怖くない

この記事では自然素材の家では虫が発生しにくい理由や、発生しにくいにも関わらず発生してしまう原因について解説しました。
具体的には以下の理由がありましたね。

・湿度が低くなるため

・防虫効果がある素材もあるため

特に湿度が適切な空間では虫にとっては繁殖しにくくなります。
「虫がいるのが嫌だ」という方でも適切なメンテナンスをする人であれば、むしろ自然素材の家こそ快適な空間になります。

 

 

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