新築は窓選びでおしゃれに♪種類や選び方をチェック

スリット窓がおしゃれな新築外観

マイホームづくりにおいて、窓は複数の重要な役割を持っています。

基本的な窓の機能を充実させつつ、デザイン性にもこだわると新築の外観・内装はグッと魅力的に仕上がります。

今回は窓の基本的な役割や種類、選ぶときの注意点などを詳しく解説します。

 

目次

 

新築住宅における窓の役割

一見シンプルな設備である窓ですが、住まいの中で複数の大切な役割を持っています。

 

採光

掃き出し窓が明るいリビング

窓の役割と聞いてまず思い浮かぶのは、外部からの自然光を取り入れる採光ではないでしょうか。

日中の部屋の明るさは窓の量と配置によって決まります。窓の採光性が低く暗い部屋は、それだけで狭く見えてしまいます。

逆に窓から太陽の光がたっぷり入るお部屋は、開放感やデザイン性が増してグッと魅力的に見えるものです。

 

採風

現代の住まいは24時間換気が義務付けられていますが、春先や秋口の気持ち良い時期は窓からの採風も楽しみたいですよね。

窓の種類と配置で換気効率は変わり、快適性や湿気・カビの発生率などにも影響します。

特に過ごす時間が長いリビングは、窓からの採風とお部屋全体の換気計画にも注目してみましょう。

 

部屋からの眺望

庭が見えるLDKの窓

室内外をつなぐ窓は、お部屋からの素敵な眺望や開放感を作る役割も持っています。

例えばリビングのソファから自然にお庭が見える窓配置は、視線抜けが良くなり開放感とデザイン性をアップしてくれます。

外部からの視線には要注意ですが、上手に窓を使うとお部屋を広く見せることができるのです。

 

外観デザイン

窓の並びがかわいい新築外観

窓は外から見えるパーツの一つでもありますので、外観デザインにも大きく影響します。

窓の形やサイズで外観の印象は大きく変化するため、狙ったイメージに合わせて調整することが大切です。

室内外のバランスを取る必要がありますが、窓の位置を変えたら外観イメージも再確認しながら進めてみて下さい。

 

新築窓の主な種類

続いて、新築で使われることが多い基本的な窓の種類を覚えておきましょう。

 

引き違い窓

大きな引き違い窓

2枚の窓を左右に移動して開閉する引き違い窓は、大開口を作りやすいタイプです。

床面までの大きな引き違い窓は「掃き出し窓」と呼ばれ、お庭やバルコニーへの出入り口として使われます。

レールを戸車で動かす関係上気密性が低く、縦横比が近くなるので間延びしたような印象になりやすい点は要注意。

また人が通れるサイズの引き違い窓は空き巣の侵入口として狙われることもあるため、面格子やシャッターなど防犯対策も必要になります。

 

上げ下げ窓

上げ下げ窓の内観

引き違い窓を縦方向に回転したような形状で、文字通り窓を上げ下げして開閉するタイプです。

1枚だけ動くタイプと2枚が連動して動くタイプがあり、使い方に合わせて選ぶ必要があります。

窓を閉じたときの気密性が良く、すっきりしてデザイン性が高いのが上げ下げ窓のメリット。

ただし開閉時にガラスの重さが掛かってくるので、大きなサイズはあまり対応できません。

 

滑り出し窓

1枚の窓を外側・内側に開閉するタイプで、開き方によって「縦すべりだし窓」「横すべりだし窓」があります。

中残が無いすっきりしたデザインが特徴で、縦横比も調整しやすいので見た目にこだわる方におすすめ。

閉じたときの気密性が高く、外側に開くタイプは窓が風を受けるので採風性が高いのも特徴です。

ただし窓を開けると壁から飛び出す形になるためスペースが必要になり、近くを通るとき体や頭をぶつけやすいので配置に注意が必要。

 

はめ殺し窓(FIX窓)

大きなはめ殺し窓

開閉機構を持たないはめ殺し窓は、採光・眺望のみを目的とするタイプです。

構造がシンプルなのでサイズや形の自由度が高く、大型窓や丸窓などデザイン性にこだわれるのがメリット。

またほかの窓よりコストも抑えられるので、開け閉めの必要が無い場所ならはめ殺し窓に切り替えるのも一つの手です。

開け閉めできないため二階や高い場所の窓は、外側を掃除しにくいのがデメリット。

 

天窓

壁面ではなく屋根面に取り付ける天窓は、採光性が高く北側の部屋などの暗さ解消におすすめのタイプです。

外からの目線が無く一日中光を採り入れてくれるため、どの部屋にも組み合わせやすい窓ですね。

ただし天窓は通常の窓より雨漏れのリスクが高いため、施工品質の高いハウスメーカーを選ぶ事が大切です。

またメンテナスも難しいので、防汚機能の付いたガラスを選ぶなど実用面にも配慮しましょう。

 

出窓

壁面から飛び出したような形になる出窓は、室内空間を広げてたっぷり自然光を採り入れやすいのが特徴。

出窓部分に時計や雑貨などの小物を置くこともでき、利便性がアップするメリットも。

一方奥行きが深い出窓は重力で垂れてくるケースがあり、すき間が空いて雨漏れなどの原因になりやすいので定期メンテナンスが重要となります。

 

おしゃれな新築窓のデザイン例

 

小窓を並べて可愛いアクセントに♪

小さな窓を並べた南欧風外観

南欧風の外観に縦スリットの小窓を並べて、さりげなく可愛らしいイメージに仕上げました。

 

窓からの明るい光が入るLDK

リビングには視線が抜ける高窓や吹抜けの窓など、室内の採光性もバッチリです。

 

丸窓アクセント

丸窓がおしゃれなアクセントの外観

住まいの顔となる玄関周りに、ワンポイントの丸窓をアクセントとしてプラス♪

 

内側から見た丸窓

外観だけではなく室内側のおしゃれなアクセントにもなり、一石二鳥の窓デザインです。

 

小窓の組み合わせでスタイリッシュに

複数の窓を組み合わせた外観

縦横スリット・スクエアなどの小窓をバランス良く配置し、シンプルでスタイリッシュなイメージの外観に。

 

スリット窓がおしゃれな玄関内側

通りからの目線をカットしつつしっかり光を採り入れるなど、機能性もしっかり考えられています。

 

 

新築窓選びで注意すべきポイント

複数の窓が並ぶ新築リビング

外からの目線

大きな窓で自然光や気持ち良い風を採り入れる場合、外からの目線を感じやすくなることに注意しましょう。

隣の家や表通りからよく見える位置に大きな窓を付けると、目線が気になってカーテンを開けられないケースも多いです。

図面だけでなく現地の位置関係と窓配置をチェックするのが、目線の失敗を防ぐコツ。

どうしても視線が入りやすい位置に窓が来る場合は、フェンスや生垣など外構側での視線カットも検討しましょう。

 

直射日光

窓選びによる失敗としては、日中の強い直射日光や西日によるまぶしさ・暑さも挙げられます。

特にモダンステイストの軒が浅い家は、窓から直射日光が入りやすくなるので要注意。

日差しの強い南側は出し入れできるオーニングを付けるなど、直射日光を遮る工夫を盛り込みましょう。

 

熱損失

窓面積が大きくなるリビングは、ガラス面からの熱損失も考慮してしっかり対策したいところです。

壁面より薄く熱伝導性の高い窓ガラスは、面積が大きくなるほど熱損失が発生しエアコンやストーブが効きにくくなります。

窓の近くにソファやベッドを置くと、冷暖房を付けているのに暑さ寒さで不快感を覚えることも。

大きな窓を付ける場合は特に、サッシ・ガラスの断熱性能にこだわって対策しましょう。

最近は断熱性能の高いペアガラスが標準的になりましたが、もう一枚ガラスを追加したトリプルガラスを選ぶのも効果的。

ハウスメーカーの標準仕様の窓や選べるオプションにも注目してみましょう。

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まとめ

どの家にも必ずある窓は、ちょっとした工夫で外観・内装をおしゃれに引き立ててくれます。

採光や換気などの機能面はもちろん、おしゃれなデザイン性にも注目して窓を選んでみましょう。

 

バランスの取れた腰壁のリビング

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